3.24.2009

無料のオンデマンドTVに見る時代性

ご存じでしょうか?先週末のNHK(!?)特番で知りました。アメリカで始まっている無料のオンデマンドTVサービスhulu



NHKがあえてこれを国民に向けて言うというところがスゴい!知ってか、知らずか、US国内からのみアクセスできるサービスと言う形になっているものの、ちょっと検索すればすぐに日本からhuluを見る方法なんてネット上に転がっている。US国内という制限は、IPアドレスで制御しているだけなので、無料のVPNサービスであるHotspot Shieldというツールを使うだけで、普通にアクセスできてしまいます。上記の絵にあるような、日本で人気の「24」さえも ....

実際、見てみると、まぁそこそこのクオリティで、きっとHDTVにパソコンからHDMI変換したデジタル接続あたりで見ると、全然普通にテレビで楽しめてしまうんでしょうね。こうなると、ますます新しいMac miniが欲しくなります!

しかし、話は冒頭のNHK特集に戻りますが、結構今のNHKはいい番組制作していると思うんですよね。むしろバラエティばかりの民放の方がヤバい。専門チャンネルが多彩なCSの方が面白いけど、NHKにしろ、CSにしろ見るのにずいぶんと金がかかる。金のない若いやつは当然無料の方に走りますよね。

別の話題で、スウェーデンの福祉の話もテレビの話題になっていました。日本はたった5%の消費税でも国民の間では政府に取られている感が強い。逆にスウェーデンでは25%もの消費税を課しているけど、国民にとって政府に取られている感は無い。むしろ義務として払うべきという感覚のようである。これはひとえに政府の姿勢によるものが大きい。政府の宿舎を取材していたが、日本で言うワンルームマンションに近い。給料も限りなく安い。政治家はボランティアに近いのです。ここが日本とは大きく異なります。

そして消費税も一律という訳ではない。食品やホテル代、交通費などは12%、書籍、新聞など文化に関わるものはさらにその半分である6%だそうです。そして更に驚くのは地方税が30%かかる!その代わり、病気で働けなくなっても、働いていたときの80%くらいの所得が保証されている。さらには、政府がシステマチックに労働を積極的にサポートしているのだそうです。そして働いてもらって税収を増やす。

何を言いたいかというと、お金を取るべきところと、目の前から取らずに他の手段でお金を取るところ、昔と今とではずいぶん時代が変わってきていると思うのです。これをやはり政府はバランスよく、きちんと考えるべきなのです。いつまでもNHKが視聴料を集金するスタイルの時代ではないのです。無理矢理地デジに持っていこうとするのであれば、地デジチューナーの費用をサポートするんじゃなくて、視聴料を無料にしつつ、別の財源を確保すべきだと思うのです。ある意味これは文化、教育費なんですから、税金の中から財源を確保して、未来の日本に投資するんだって考えでやるべきだと思うんですけどね。バラまき政策も全く困ったものです。お金の使い方を学んでほしいです。

2 件のコメント:

CloudofGarden さんのコメント...

t5さん、こんにちは。COG(略称)です。
出だしから後半の内容の変化が、alcoholの匂いを少し感じさせますが、諸々考えるきっかけへの感謝ということでコメントを。
国というか大きな単位で集めて配分、という仕組みが、軋み始めているのかもしれませんねぇ。
集める、ことにも労力が必要だし、配分するにも、億単位の人に不公平感が生まれない、最適な絶対ルールなんて存在しない、わけですし。
どこかにギミックがないとやっていけないのですが、ギミックを演じる役者の技量があまりにも拙いと、つらいですね。
一方、現実的には、smallな世界で自分が「他」のために何ができるか、ということが、ずっと大事なのだと思います。
あぁ、支離滅裂ですいません(笑)。

T5Jazz さんのコメント...

COGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。alcoholの香りは今日も変わりはないのですが ....

いや、今朝もNHKニュースで見ていた中に同じような話題がありました。国が作った国道の維持管理の費用を地方自治体が半分持てと、国から請求が都道府県に来るそうなんですが、その金額が数億円。しかも一切明細はなし!なんだそれ〜?って感じじゃないですか?地方自治体が、そんなの必要ない、って言っても勝手に工事を行い、勝手に数億円の請求がくるそうです。ざっくりこんな感じでって。もうこれは893さんよりタチが悪いです。

「他」のために何ができるか、いいネタですね。僕もこの数年は常々考えていて、小さなところではちまちま寄付をしたり、ONE.orgで署名運動に参加したり、やっていましたが、ついにマンションの理事会に参加することになりました。マンションの理事会って小さいようですが、300世帯、億単位で管理費を動かすとなると、小さな会社並みです。これをボランティアでやるわけで、意外に大変なんですね。

会社人、社会人、家庭人、バランスよく生きていきたいものです。

あ〜、オチのない真面目なこと書いちゃった〜 .... スミマセン。