11.01.2011

大阪マラソン 2011

ついさっき、iPad2にてこのブログを書き上げたのだが、プレビューで全て吹き飛び、たった今書き直している。本来は、Bloggerでは自動保存してくれるのに、どうやらiPad2のSafariでは動作しないらしい。やっぱりiPad2を過信するのは止めよう、と一つ勉強になった。そう思わないと、とてもやり切れない....

さて、ラッキーにも東京マラソンに次いで、大阪マラソンも記念すべき第一回に当選したので、その記録をここに。ちなみに、プログラムに書かれた橋本府知事の言葉によれば、3万人の定員に17万人を超える応募があったとか。6倍弱ってとこですかね?

で、前日入りした大阪マラソン、予報では天気は良くないが、雨というわけでもない。しかも第一回となると、雨の東京マラソンの悪夢が脳裏をよぎる。スタート直後、心無いランナーが脱ぎ捨てたビニールポンチョに足を取られて転倒するランナー、給食ポイントでは4時間半ペースで走っていた僕らには全て跡形もなく、ゴールした後は荷物受取に30分以上も時間がかかり、「風邪引くだろ!」と罵声が飛び交う。この規模になると運営のノウハウがあるかないかで全然違うのだろう。東京マラソンも第2回は随分良くなったし、第4回は手際がよすぎてスタッフが暇そうに見えた。今回はどうか?おそらく基本は東京と同じなのだろう。ノウハウが随所に活きている感じがするし、第一回にも関わらず、全てがスムースだった。手荷物預かりからスタート地点まで、異常に遠いのには辟易したが、これも考えようによっては30分程度のウォーキングによるウォームアップと思えば悪くない。ただ、最初に言ってしまうと、帰りの駅の混雑は酷かった。臨時バスを出すとか、これだけは次回何とかして欲しいものだ。

さて、前回の自己ベストを記録したNAHAマラソンと比較しながら振り返ろう。



計測 スプリット ラップ
5km 00:26:49 26'48"91
10km 00:52:00 25'11"38


まず最初の10km、愛読書にもしている金哲彦氏の著書にもあるように最初の10kmが肝心ということで、いつもここはオーバーペースに気をつけて入るように心がけている。がしかし、今回はあまりに遅い。コースが狭い上に、何故かエリートランナーゼッケンであるAで始まる(僕のはCで始まる)ナンバーを付けたランナーにも関わらず、異常に遅いランナーが多すぎるのだ。恐らく狙ってか知らずかはわからないが、とにかく実力とは異なるポジションから走りだしているため、とにかくコース全体がスローダウンしている。このままじゃいけないと言うわけで、5km越えたあたりからちょっと無理しながら沿道に近いところを通りながら、次々とランナーを抜かしていく。それでもやっと52分で10kmを通過。ここでNAHAに比べると1分のビハインドである。


計測 スプリット ラップ
15km 01:16:28 24'28"44
20km 01:41:01 24'32"44


ここからは本来のペースで走ることができた。おおよそ平均すると4'55"/kmって感じだろうか?5分を切るペースでコンスタントに走れると、フルマラソンの一つの目標である3時間半を切ることができる。NAHAマラソンの場合は、ここが急激な上り坂のため、ここまでのペースで走ることはできない。1分ビハインドから1分の貯金をするまで、約2分をここで稼いだことになる。


計測 スプリット ラップ
25km 02:05:56 24'55"66
30km 02:31:50 25'54"03


ここも比較的安定して走り抜けることが出来た。しかし、少しずつ疲労が蓄積、本来であれば24km地点を過ぎたあたりで通天閣が見えるのですが、全く記憶にない。余裕がなかったのと、やはり土地勘がないと景色を眺めてもわからない。これはちょっともったいなかった。
そして昨年はここでトイレ・ブレーキ。今年は会社のマラソン仲間の先輩からアドバイスいただき、食べ過ぎない、おにぎりの海苔は食べない、などを注意したところ、フルマラソンで初めて一度もトイレにイカずに済みました。練習不足にも関わらず、好タイムを記録できたのはこのお陰でもあります。昨年のNAHAではここで2時間34分、まだ2分強のアドバンテージです。


計測 スプリット ラップ
35km 02:59:53 28'02"27
40km 03:29:19 29'26"00


30km地点過ぎたあたりから気力が途絶え気味。今回はもともと脚をかばっていたのもあり、無理せず行こうと、ここから少し意図的にスローダウンしたのもありました。でも気持ち的に落ちてくると、もうどこまで行っても止まって歩くことしか頭に浮かばないんですよね。でも、こういう時に頭に浮かぶのは村上春樹さんの著書「走ることについて語るときに僕の語ること」に書いてあった「少なくとも最後まで歩かなかった、と墓銘碑に刻んで欲しい」と言う言葉なんですよね。それで給水所で頭から水を被り、これで気合を入れ直しました。この時点で、実は自己ベストのNAHAマラソンと同じペースだったんですよね。


計測 スプリット ラップ
42.195km 03:42:12 12'53"31

最後は、なんとか6分を切るペースを維持したままでゴールインすることが出来ました。結果は、昨年NAHAマラソンで記録した自己ベストの3時間40分に次ぐ好記録。NAHAの場合、最後が下り坂というのもあって、5'07"/kmと言うハイペースで駆け抜けているため、ここで一気に抜き去られた感じです。まぁ練習不足がこういう時に出るのでしょう。とはいえ、脚がつることもなく、最後まで走り抜けることができただけでも大満足です。今回はあまりに辛かったので、ゴールした後は思わず泣きそうになりました .... 泣きませんでしたが。


という訳で、3時間半という大きな目標はまた次回に持ち越しですが、いろんな調整でここまでタイムを伸ばせたかと思うと、きちんと練習を積むことであと10分は何とかなるのかも?と希望が見えてきました。

運良く3月の京都マラソンに当選できた暁には、京都で大記録に挑みたいと思います。