8.26.2020

iMac 27" 導入とアイコンのカスタマイズ

これまで使っていたMacBook Proが限界というわけではないのだが、最後の32bitアプリが動作するmacOS Mojaveに上げてからやはりどうも動きがイマイチな気がするのと、コロナで外に出ることが減ってからは特にノートである意味があまり感じられなくなり、iMac欲しいなぁと思っていたところにアップルから脱インテル発言が発表され、これはもう噂の秋に新しいチップを搭載したiMacが発表される前に買わなくては!とiMac 27"を買ってしまった。その直後に、新しいIntel版のiMac 27"が発売されて、それはそれはかなり悔しい思いをしたのだが、、、、

それはさておき、iMac 27"は一番安いやつを買ったのだが、それでも21"に比べるとかなり高い。画面サイズ的には21"で十分だったが、敢えて大きな27"を買った理由は唯一つ、メモリを自分で増設できるから。ミニマムの8GBに自分で32G増設して40GBにするのも高々2万円程度で可能である。Apple Store Onlineで見ると32GBへの変更は約6万、4万円も違う。

さて、ストレージはどうしよう?とこれもApple Storeで増設するとかなり高価である。僕がオーダーした世代のiMacではHDDやFusionドライブというのも選択できたのだが、どうも評判はあまり良くないようである。かと言って内蔵のSSDをこれまでのMacBook Proと同じ容量の512GBを選ぶと、これまたそこそこいい感じで諭吉さんが飛んでいく。デスクトップだし本体を動かすことがないのであれば、安価なサードパーティー製の外付けを繋げば良いのでは?と考えて、実際に必要な容量を計算するため現状のMacBook Proでの使用量を見たところ、システムとアプリケーションなど最低限必要な容量は256GBで十分事足りる事がわかり、本体構成としてはミニマムの256GBにすることとした。

では、肝心の外付けのSSDには何を使おうか?容量としては将来性も考慮して1TBは欲しいのと、可能な限り速いものが良いと思いつつも、コスパも重要なので幾つかのSSDの評判をネットで見てみた。主要なメジャー製品としては、サンディスク、ウェスタンデジタル、サムスンあたりだろうか?中でもサムスンのT5というSSDがコンパクトでデザインもよく、評判もいいことからこれをチョイスしてみた。なにより【T5】というネーミングが良かったというのが最大の理由だが ....(苦笑)

さて、実際の性能差はどうなのか?Back Magic Disk Speed Testというアプリで計測してみた。これが驚愕の結果で驚いた。

最初に古い外付けのHDD。旧規格のThunderbolt 2で接続され、内蔵HDDもミラーリングしている。まぁ遅くて当然。トランセンドのポータブルHDDもUSB接続で計測してみたが、ほぼ同じような数字だった。


これが新しく買ったSamsung T5 1TBのSSD。HDDの約4倍のスピード。実際使った感じでも、ストレージへのアクセスによる待ち時間は感じない。


驚いたのは純正の内蔵SSD。なんとSamsung T5の3倍ものスピードを叩き出した。値段が値段なら性能もそれなりということか?(笑)


内蔵SSDの優秀さはよくわかったが、実際問題使っていて性能差はほぼ感じないのであれば、コスパ考えると結果として外付けのポータブルSSDを買ってよかった。何より、未だ古いMacBook Proでなければ出来ない作業もある中では、両方に接続切り替えて作業できる外付けSSDは実に便利(僕には更に古い15"のMacBook Pro Mid 2010 / MacOS 10.8.5も存在していて、古いFileMaker Proなどはそこで作業している)。

そんな満足度120%のiMacとSamsung T5だが、一点だけ不満なことがある。黄色い味気ない純正のHDDアイコンだ。外付けHDDとして使っているWDのMy Book Thunderbolt Duoは、ネットで探したら外見正面から見たまんまのHDDアイコンがあったのでそれを拾って愛用しているのだが、Samsung T5はどうにも見つからない。そこで自分で作ることにした。画像はネットで拾ってきて、PNGファイルにして周りを透明にすれば良いのか?と思ってやってみたがどうも上手く行かない。どうしたものかと思って、アイコンを作るアプリをインストールして試してみたところ、なんとアッサリ出来てしまった。こんな感じ↓↓↓



なんか随分遠回りしてしまったが、これを一番書きたかった(笑)。こうなると一気に愛着が湧くものだ。もし同じT5ユーザーでこのアイコンが欲しい人いるかもしれないので、こちらにダウンロードできるリンクを置いておきます。既にT7という新しいモデルも出ているようなので、それほど需要はないと思われますが。。。

https://drive.google.com/file/d/1iQopJrikSGAT7uQn4wmXXhXmin9NLb8U/view?usp=sharing



4.26.2020

IPv6とIPoEとAirMac Extreme

昨年秋以来のブログ更新、ご無沙汰しております。そんな間にコロナウイルスで自粛モード、皆さまくれぐれも健康にはお気をつけ下さい。

自粛モードと言えば自宅でテレワーク、人と人と接することが出来ないからインターネット使ったテレビ会議、オンライン飲み会、エンタメ系は軒並みYouTubeなど使った動画配信。加えて大規模なオンラインイベント。恐らくインターネット回線のトラフィックは以前の何倍にもなっているでしょう。加えてみんな家にいるので、家族共有の自宅のWi-Fiも大混雑。ネットが遅いと感じている人は多いと思います。私もその一人でした。

解決策は2つです。

1. 自宅内のネットワーク(Wi-Fi)速度アップ
2. プロバイダからの回線の速度アップ


1.については最近流行りのメッシュ型のWi-Fi導入がきっと救世主かと。ただその前に、自宅でインターネットの速度計測をしてみて下さい。100Mbps以上なら1の対策をすると改善するかもしれません。しかし、もし計測した速度が20〜30Mbps程度かそれ以下だとしたら、まずは2.の対策をするべきかもしれません。シャワーの出が悪くてヘッドだけ変えても、元の水道量が細ければ意味がないのと一緒です。

では2.についてどうすればいいか?色々対策はあると思いますが、以前から気になっていたIPv6を導入して劇的に改善したのでご紹介します。

私の自宅のインターネット環境は以下の通りです。

・Wi-Fiは2014年に買ったAirMac Extremeを親機に、子機はもっと古いAirMac Extreme 802.11nとAirMac Expressの3台
・インターネット回線はNTTぷらら光、ひかり電話も契約

日本のIPv6は海外のIPv6と仕様が異なるらしく、AirMac ExtremeではNTTの光回線のIPv6に接続できないのはわかっていました。しかし最近、IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスと言う新しい方式でのIPv6接続が可能になっているというのを知り、色々調べてみました。

これまで少しでもボトルネックを無くそうと、インターネット回線の終端装置からスイッチングハブを介して、ひかり電話用のルーターと、ネット回線用のAirMac Extremeは並列で繋いできました。しかしひかり電話用のルーターはIPv6行けるのでは?そしてAirMac Extremeは単にWi-Fiのルーターとしてブリッジ接続したら、全て解決するのでは?

早速やってみました。まずは回線の接続を【終端装置→ひかり電話用ルーター→AirMac Extreme】とし、AirMac Extremeの設定を以下の通り、[インターネット]の接続設定をPPPoEからDHCPに、[ネットワーク]のルーターモードをオフ(ブリッジモード)に変更します。最後にアップデートボタンで本体を再起動。



ワクワクしながら繋いで みました。速い!スピードテストでも以前の倍くらいの速度が出ている。うまく表示できないページもあるけど、回線が安定していないだけ?と思っていました。が、暫くしても、YouTube含むGoogle系のページやFacebookなどは問題ないけど、Twitterやその他いくつかのサイトは表示できない。これは根本的に問題かも?とIPv6接続テストみたいなページがあったので、そのページでテストしてみました。表示された結果は「接続はv6のみ、v4は接続不可」状態。これはまずいと元に戻し、NTTぷららのサポートに連絡してみました。細かなやり取りは省略しますが、設定的には問題ないはずだけど、間に入っているスイッチングハブ(最初の方に書いた通り終端装置からひかり電話用ルーターの間に入っている)が悪さしているかも?とのことでした。その後、これを外してみてテストしたけど結果変わらず。そしてこの日は時間切れ、一旦元に戻して軽い諦めモード。

ZZZzzz... 😴

一晩寝て、一つ思いつきました。親機のAirMac Extremeはまだしも、他のWi-Fi子機はかなり古い。こいつらが悪さをしている可能性もあるのでは?

早速子機を全部電源落として、接続を再度変更し、設定を変更して再起動。予想的中!うまくいきました。IPv6サイトだけでなく、v4でしか繋がらないサイトも無事にアクセス可能。速度も以前の倍以上。良かった〜。

最後の挑戦、古いAirMacの子機、問題切り分けられるよう一つずつ順に電源入れてテスト。無事に全て接続し、ネットワークが問題なく稼働することを確認。


ぷららのサポートの方とやり取りしたとき、ルーター周りの機器に関しては全て一度電源を切って入れ直したりしたけど、Wi-Fi子機は盲点でした。これらも全部落とすべきでした。


と言う訳で、もし似たような問題で悩んでいる方がいらっしゃったらということで、私の経験を共有しておきます。AirMac系のWi-Fiお使いの方でIPv6使いたい方にはきっと朗報かと。

IPv6(IPoE)接続サービスをしているプロバイダ使っていて、ひかり電話サービス使っていて、近頃ネットが遅いと感じている、この条件に当てはまる人には是非お試しいただきたい。


さあ、いよいよ次はGoogle Wi-Fi導入かな!?(笑)