僕は現在のPCというかMacで個人所有としては3台目のパソコンである。初代PCは今から20近く前、大学生の時に購入したNEC PC-8801mkIIというBASIC言語で動くパソコンであった。ハードディスクは無く、今は見ることもないペーパーケースに入ったペラペラのフロッピーを扱う5inchのFDDを2台持ったPCであった。本体はないが実はその時のモニターはテレビも映るもので、現在も寝室のSubのテレビとして現役である!結構高かったんだよなぁ。
そして2台目のパソコンがこのMacintosh LC520である。今から10年ほど前、転職した先(今の会社)が当時Macintoshを会社の標準パソコンとして使っており、はじめてMacに触れた。その画期的なユーザーインターフェース、OSの洗練されたデザイン、その全てに感動して自宅でも購入したのだ。ちょうどMacOSと言い始めた頃で、買ったマシンのOSは未だ漢字Talk7.1という名前だった。その後MacOS 7.5という名前のOSに入れ替えてある。何故漢字Talkという名前だったのかは未だ持って不思議である。スペックを見ると時代を感じる。ハードディスクは160MB!(今のメモリより小さい)、そしてメモリは8MBである。CPUは68030という当時CISCと言われたCPUである。その後ハードディスクはSCSI経由の外付けでZIPドライブを付け、1枚100MBという内蔵ディスクと変わらない強力なリムーバブルディスクを手に入れ、メモリは32MBのSIMMを増設して合計40MBとした。
このMacで14.4Kbpsのモデム経由でMosaic(ってブラウザがあったの知っている人少ないだろうなぁ)を使ってインターネットに繋いだときは実に感動した。世界が目の前に広がったものです。知っていますか?インターネットに僕が最初に触れた頃は学術用ネットで、仕事などに使ってはいけないと言うきまりがあったんですよ?どうしても急ぎであるデータを送らなくてはいけなくて、メールに添付して瞬時にデータを送ったとき、これは次の時代がまもなくやってくると思う反面、その日のうちに先方のネット管理者から、インターネットを仕事に利用したと抗議の連絡が入ったものです。イヤな時代でしたね~(笑)なんて、すっごい歳の人みたいだけど、決してそうじゃないですよ。僕はたまたまコンピュータの研究機関に近いところにいたので、インターネットに触れることが20年前からあっただけです。
そして、このMacも家で邪魔者扱いされ、早く処分しろとかみさんから言われ続けていたとき、子供のおもちゃとして生まれ変わったのです。Kid Pixというお絵かきソフトが入っているのですが、これが良くできていて子供がいじり回すには最高のソフトです。もういつ捨てても構わないようなマシンですから、いくらキーボードを叩こうが画面をべろべろなめ回されようが、全然構いません。先日久々に電源を入れたときは、なかなかHDDが回らず、もうだめかな?と諦めかけたのですが、何度も再起動をかけていたらついにエンジンがかかるようにOSを読み込んでくれ、きちんと動作したのです。2000年問題が解決されていないので、ソフトによっては変な動作をしますが、基本問題なく使えます。子供のおもちゃとしては最高ですね。もう興奮状態です(笑)
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