昨日は僕が10年前に買ったLC520というマシンを紹介した。今日は10年後に手に入れたiBookを紹介したい。スペックはApple Storeにてカスタマイズし、G3 600MHz、128→384MBメモリ、20→30GBハードディスクと言う構成。キーボードも不必要な日本語表示のないUSキーボードに変更(これは実に使いやすい。なんと言ってもスペースバーが幅広い!デザインもすっきり)。OSは標準で入っていたMacOS X 10.1→10.2にアップグレードしました。メモリこそ昔の40MBに比べ10倍というスペックだが、HDDは160MB→30GBと実に約20倍?CPUは比べようのない高性能化がなされている。
2~3年もすると陳腐化してしまうハイテク技術に、しばらくは新しいパソコンに興味の無かった僕だが、その物欲に火を付けられたのがブルーノート東京でのハービー・ハンコックのライヴだった。その日はエレクトリック・バンドによる演奏で、キーボードの上に置かれたノート・パソコン、ぼんやりと光るリンゴのマークはこれでもかというくらいの存在感を誇示していた。キーボード関係をコントロールするPowerBookの格好良さに一気に参ってしまった僕は、UNIXを採用したMacOS X搭載マシンは新しい時代のパソコンであると確信し、iBookを購入した。もう2年近く前の話かな?
僕は元々ソフトウェア・エンジニアとして社会人デビューしたのだが、当時ミニコン、UNIXワークステーションという環境で仕事を覚えた僕にとって、UNIXを家庭で独占できるという事自体、夢のような話だった。だって僕がOld Macとして使っていた68030のCPUの上にMacOS Xで採用されているUNIXが搭載されたワークステーションを数人で共有して使っていたのだから・・・・それも別に繋がれたCRTで同時に。いや本当に遅いコンピューターだった。でも、それでも所謂IBMのコンピュータに比べれば素晴らしい環境だった。
このiBookは実に素晴らしい。
1. OSがUNIXベースである。すなわちフリーズすることがない。
2. AirMac搭載でワイヤレス。すなわち家のどこでも使える。
3. リーズナブル。コストパフォーマンスが高い。
4. 基本的な機能は全て身につけている。Office v.X搭載で仕事でも活躍。
5. なんと言っても純白のボディによるシンプル且つスタイリッシュなデザイン。
と、120%満足していたiBookだが、ここに来て若干困ったことが起きてきた。それはHDD不足。買ったときは20GBをオプションで30GBに増設し、何の問題もなく見えたiBookであるが、iPod 20GBを購入し、どんどん音楽を録りためていくと、iPod用に20GB近くをあっという間に占めてしまう。加えて、デジカメを買った事による写真データ。今までDVカメラで低クオリティのデジタル写真を取り込んでいたのだが、5M pixelによる大きなサイズのデータを何十枚も取り込むと一気にHDDは悲鳴を上げ始めた。今やどうやってこの30GBを効率よく使うか悩みのたねである。
こんな記事を書いている本日、Appleのサイトで実に衝撃的なマシンが発表されているのを目の当たりにしてしまった。Apple Mac miniである。実に魅力的なマシンで、iBookを持ち運びできるマシンとして使っている僕にとって、80GBものHDDを持つMac miniはまさに救世主。自宅でデジカメやiPodのホストマシンとして活躍してもらうには、十分なスペックで魅惑的な価格である。あ~、これ欲しい・・・またも新たな物欲に目が眩む・・・
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