最近、インターネットを利用した分散コンピューティングというのが流行っているらしい。ネットで繋がれた個人コンピューターの余っているCPUパワーを提供することで、世界中の個人所有コンピューターによるスーパー・コンピューティングを実現しようというもの。
最初にこれを知ったのは、PlayStationによるFolding@Homeの話。これはスタンフォード大学が行っているプロジェクトで、全世界で100万個以上のCPUが繋がれ稼働しているらしい。このプロジェクトにより、アルツハイマー病、ガン、パーキンソン病、狂牛病をはじめとする難病の治療薬開発に役立てられる。
似た感じのプロジェクトで、World Community Gridというプロジェクトもある。これも基本は上記Folding@Homeと基本同じ感じの世界規模の人道的プロジェクトで、難病の治療薬開発のための研究に使われるもの。AIDSをはじめ、筋ジストロフィーやタンパク質研究が行われているそう。
ちょっと毛色が違うのがSETI@homeで、これは地球外知的生物の探索が目的。バークリー大学が中心となっているこのプロジェクトはちょっと夢があり、これはこれで面白いですね。
スパコン並みの性能を誇るPlayStation3をはじめ、パソコンも一昔前の高性能サーバくらいの性能を十分持っていますから、これらのパワーをネットを使って繋ぎ合わせて分散処理を行うという発想は、ものすごいパワーを生み出す気がしますね。
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