8.08.2005

audioに対する僕の考え方

前回僕のオーディオを写真付きで紹介するようなことを書いておいて、その前に一つ書いておいたほうが良いかと思うことがあったので今回はそれを書こうと思います。

僕は親の話によると赤ちゃんの頃から、レコード盤を持つと泣き止んだそうで、それが高じたのか大学生時代はレコード屋で4年間アルバイトをし、大学のサークルでは放送研究会というラジオ番組制作などをやるサークルで音楽番組を作る毎日でした。担当は編成だったので、大学を出たらどこかのFMラジオ局で編成ディレクターをやるのが夢でしたね。しかし大学のサークルでは、その個性溢れる人たちに囲まれ、胃を壊して胃炎にもなり、そのアクの強い人間関係に飽き飽きして、当時専門に勉強していた応用数学の知識を生かしてコンピューター方面に進んだのでした。

ところが、最初に就職した会社で5年ほど働いた後、たまたま求人情報で某レコード会社で求人をしていたのを見つけ、応募したところそのまま採用されてしまい、いろいろあってレコードを作る会社の社員となってしまったのです。

この仕事をするようになって、いろんなことがわかってきて、僕のオーディオに対する考え方も定まってきたのですが、ざっとまとめるとこんな事になります。

  • 音楽の究極は生演奏でありCD(レコード)は作品という制作物である
  • CDはある意図の下に制作された作品であるからその音は生音とは異なる
  • 制作された意図と同じ音(つまり原音と言われる音)で再生するには、スタジオと同じ環境を作るしかない
  • スタジオと同じ音環境は個人では絶対に作れない

そう考えると、家のオーディオというのは自分が気持ちの良い音を作れる環境を、適度な予算で作るのがベストだと思うのです。お金と音の音質の曲線は放物線的なカーブで、僕の中では1つのユニット辺り10~20万くらいで組むのが一番コストパフォーマンスが良い感じがするんですね。10万以下では良い音は出ないし、20万を超えてももうそれ程差は出てこない。それよりは、今度は家の音環境にお金をかけた方が良い気がする。

というわけで、ここに書かれている通り、そんなに僕のオーディオは高いものではありませんが。次こそ、僕のオーディオをご紹介しますね。

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