2.12.2023

WD My Book Thunderbolt DuoのHDD換装

 Western DigitalのMy Book Thunderbolt Duoという2ドライブのハードディスク。静音、高速で且つRAIDが組めるということで2015年1月にApple Storeで購入した。容量はMaxの8TB (4TB x 2)でRAID 1で組んでいるので実質使えるのは4TBであったが、2年ほど前に容量不足で同じWDの20TB (10TB x 2)を買ってみたものの、あまりにうるさくて返品した。その後、少しずつSSDに移行したりして容量は何とかやりくりしてきたものの、古くなってきてもしHDDが壊れたらどうなるんだろう?と疑問に思いつつ使い続けていた。

すると少し前に不思議なメッセージが画面に表示された。

縮退モードって何?と思い、WD Drive Utilitiesを実行するとRAIDステータスが「デグレード」と表示される。ちょっとよくわからないけど、最近寒いからHDDも調子悪いのかなぁ(数日前にアナログ・プレーヤーも調子悪くなり入院した)なんて呑気に構えていたんだけど、翌日以降に再起動しても同じメッセージが表示される。マジメによく見ると、Aドライブが【スタンバイ】と書かれている。つまり故障して、片側だけで動いているということだった。なんだ、もっと緊張感のあるメッセージにしてよ〜、なんて思いつつ、慌ててどうするか対策を考える。


少し前から、もしこいつが壊れたら取れる手は2つ、しか無いと思っていた。
案1)新しいRAIDのHDDを購入する
案2)新しいSSDを購入する

しかしいざ壊れてみると、新しいRAIDもSSDも昨今のインフレのせいか、どれも妙に高く感じる。仕事で使っているものだし、コスト以上に性能と信頼性、どちらも重要である。そこでネットでいろいろザッピングしていたら僕と同じMy Book Thunderbolt DuoのHDDを換装した人を見つけた。その人は壊れたからではなく容量不足が理由だったようだが、3TB x 2だったものを6TB x 2に勝手にアップグレードまでしている。なるほど〜、その手があったか!と目からウロコ。ただこの筐体の元々のMAX容量が4TB x 2なので、8TB x 2などと欲をかいて動作不良を起こしては元も子もない。ここは人柱を信じて同じ6TB x 2にしてみることにした。ヨドバシカメラで貯まっているポイントも使って約2万円也。Amazonだとずいぶん安いんだけど〜、と相談したら少しだけ安くしてくれました。やっぱりヨドバシはいいね。


換装作業自体は、元々RAIDで交換を前提にしているからか非常に簡単。上蓋をポチッと開け、ネジ止めされている中蓋を手でネジを回して開けたら、HDDに付いているベロのようなものを引っ張って引き出すだけ。空っぽになったMy Book Thunderbolt Duo。


取り出したHDD。AとBとシールが貼ってあるが、Aの方が壊れたもの。どっちがどっちかわかるよう、新しいものにも付ける必要がある。またこのHDDの上部左右にあるネジ2本、引っ張り出す用のベロ、これらを新しいHDDに付け替える。ここだけ工具(ドライバー)が必要。


新しいHDDを入れたところ。この上に付ける中蓋を留めるのがちょっとコツがあって少しだけ厄介でした。


これは取り出したHDD。ネットで見た換装した人のはGREENだったけど、ぼくのはREDでした。容量で違っていたのか?


完成した12TB版My Book Thunderbolt Duo (笑)。これまで通り静かでとてもよいです。実は何よりデザインが好き。ちょっと愛車に通じるものを感じるんですよね(爆)。


そして嬉しい誤算も。性能を測定したところ、以前はだいたい100MB/s前後だったものが、なんと160〜180MB/sくらいまで数字が出ている!ディスクの性能の差?ちょっとビックリ。


ちなみに昔のASCIIのレビュー記事だとミラーリングで120MB/s前後、ストライピングだとその2倍近い数字が出ていた。これもストライピングにしたら360MB/sくらい出るんだろうか?ちょっとやってみたい気もするなぁ (笑)。


ということで、これで暫くはストレージ問題に頭を悩ませる必要も無さそうです (^^;

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