10.20.2012

Musical Fidelity V-DAC II w/ Oyaide d+ USB audio cable

前回についで、Musical FidelityのV-DAC IIと言うDACの試聴感想を。

  Musical Fidelity V-DAC II w/ Oyaide d+ USB audio cable 

MONSTER CABLEとか、FOSTEXとか、いろいろ悩んだけど、お店の在庫事情もあって、オヤイデのd+と言うUSBケーブルを購入。0.7mで2,630円となかなか手頃な値段も嬉しい。 

早速自宅でソニーの光ケーブルを使ったOptical接続と比較試聴してみる。これが、最初はOpticalの方がハイの抜けがいい感じがして、やっぱりデジタルは光かなぁ?なんて思ったんだけど、いろいろ聴いていくうちに太くてガッツのある音はUSBであって、逆にUSBが抜けが悪いのではなくて太くてガッツのある中低域に耳を持っていかれがちなのでハイの抜けが悪いかのように感じるだけだとわかり。そうなるとOpticalの方はどうにも音が細く感じてしまう。スピーカーで聴くだけでなく、ヘッドホンでも聴いてみると、もう間違いない感じ。

効果を顕著に感じるのはポール・マッカートニー&ウィングスのバンド・オン・ザ・ラン スーパー・デラックス・エディションに付いてくるハイレゾ音源。単なる24bit/96Khzの音というだけではなくて、CDパッケージを作るためにマスタリング時にレベルと音圧を稼ぐために用いるコンプを通常通りかけた音とかけていない音の両方が含まれている。波形を見るとすぐにわかりますが、コンプをかけてレベルを上げた音の波形というのは音が並を打っておらず、上限にはりついたかのような波形になる。逆にコンプをかけていない音の波形というのは、レベルが高いところでは盛り上がり、レベルが低いところでは低い波が表現された波形となります。コンプをかけた音はどう聴こえるかというと、レベルが高くて音圧が凄いのと引き換えに、音に奥行き感や立体感が無くなります。もう少しわかりやすく言うと、目の前に貼り付いたかのような音。本来音は奥行きがあるんですよね。逆にコンプのかかっていない音はキチンと奥行きと立体感が感じられる。

人間の耳って凄いですね。

で、Mac経由の再生にはUSBをメインに使うことにしたので、Optical端子にはCDプレイヤーからの信号を入れて、CDもこのDAC経由で聴くことに。これがまた音の解像度が抜群に良くなり感動。今まで音がいいと思っていたCDを片っ端から聴いてみたくなる。特に今風の音作りの作品は顕著に良くなりますね。ピアノ作品とかは最高です。

やばいなぁ〜、次は電源かなぁ?

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